インストール方法

ソースコードのダウンロード
>> GitLab projects

ソフトウェアのソースコードは、GitLab で公開しています。
各プロジェクトのページから、ソースコードのアーカイブをダウンロードしてください。

いくつか、GitLab 上で公開していないものがあります。
その場合、このサイト上のページに、ダウンロードリンクがあります。
最新版のダウンロード方法


最新の状態のソースコードをダウンロードしたい場合は、「Code」のボタンから、アーカイブをダウンロードできます。
※ダウンロードの方法は、変更される場合があります。

いくつかの形式でダウンロードできますが、基本的に tar.bz2 を選択してください。

※正式な最終バージョン後に、修正などでファイルが更新されている場合があります。
バージョンごとのダウンロード方法


※リンク位置が変わっている場合があります。

「(数値) Releases」をクリックして、リリースのページを開いてください。

各バージョンごとのアーカイブをダウンロードできます。
コンパイルとインストール
展開と移動
※以下は、アーカイブのファイル名が azpainter-3.0.0.tar.bz2 の場合の例。

ダウンロードしたアーカイブがあるディレクトリ上で端末を開き、アーカイブを展開します。

$ tar xf azpainter-3.0.0.tar.bz2

次に、展開されたディレクトリ内に移動してください。

$ cd azpainter-3.0.0
必要なファイルの生成
まず、ディレクトリのトップにある、configure のスクリプトファイルを実行して、ビルドを行う前に、ビルドに必要となるファイルを生成します。

実行されない場合 (configure ファイルに実行属性がない場合) は、$ sh configure で実行してください。

$ ./configure
または
$ sh configure

自動で環境がチェックされて、必要なライブラリなどの存在もチェックされます。
ライブラリが存在していない場合などは途中でエラーが出るので、エラーメッセージを参考に、必要なパッケージをインストールしてください。

ビルドに ninja ツールが使用される場合は、build ディレクトリが作成されて、その中に build.ninja などのファイルが生成されます。
make コマンドが使われる場合は、トップに Makefile などが生成されます。

オプション
configure の実行時には、いくつかのオプションを指定できます。
以下、一部のオプションを紹介します。

--helpヘルプの表示
--debugデバッグ用の実行ファルを作成
--prefix=[DIR]インストール先のディレクトリ。デフォルトは /usr/local。
--prefix=/usr などとして指定する。
--without-[name]指定した名前の機能を無効にして、コンパイルする。
name で指定できる名前は、各ソフトウェアごとに異なります。
CC=[EXE]C コンパイラのコマンド名の指定。
CC=clang というように指定します。
CFLAGS=[STR]C コンパイラのオプション指定。
空白文字を含む場合は、CFLAGS="..." として、" または ' で囲んでください。
コンパイル
ビルドファイルが問題なく生成できたら、実際にソースファイルをコンパイルして、実行ファイルを生成します。

ビルドには、make コマンドを使う場合と、ninja コマンドを使う場合の2通りがあります。
(ソフトウェアによって、いずれかを使用するので、どちらを使うかは、ReadMe などをご覧ください)

2022年3月頃以降に更新したソフトウェアでは、ninja コマンドを使用しています。

ninja がインストールされていない場合は、まず、そのパッケージをインストールしてください。
パッケージ名は、ninja-build (Debian/Ubuntu/RedHat) または ninja (それ以外) です。

ninja コマンドの場合
トップに build ディレクトリが作成され、その中に build.ninja のファイルがある場合は、ninja コマンドを使います。
build ディレクトリ内に移動して、ninja コマンドを実行してください。
(入力ファイルを省略すると、ビルドファイルとして 'build.ninja' が使われます)

$ cd build
$ ninja

make コマンドの場合
トップに Makefile という名前のファイルが存在している場合は、Makefile があるディレクトリ上で、make コマンドを実行します。

※FreeBSD の場合は、GNU 版の gmake コマンドを使います。

(入力ファイルを省略した場合、ビルドファイルとして 'Makefile' が使われます)

$ make
インストール
ビルドが成功して、実行ファイルが生成されたら、関連ファイルをインストールします。
make または ninja コマンド (ビルドで使用した方) を使って、インストールしてください。

$ sudo ninja install
または
$ sudo make install

デフォルトでは、/usr/local 以下にインストールされます。
/usr 下にファイルをコピーするために、管理者権限が必要なので、sudo コマンドを使ってください。

アンインストール
アンインストールしたい場合、ビルド時に生成したファイルが残っている場合は、以下のコマンドで、インストールされたファイルを削除できます。

$ sudo ninja uninstall
または
$ sudo make uninstall

ビルドファイルが残っていない場合は、ReadMe に記載されている内容などを参考にして、手動で削除してください。

ソフトウェアを起動する
GUI ソフトの場合は、アプリケーションの一覧にアプリが追加されているので、そこから起動してください。
(アイコンなども含め、すぐには反映されない場合があります)
指定ディレクトリにインストール
バイナリのパッケージファイルを作成したい場合や、/usr 下にインストールせずにアプリを使用してみたい場合などは、インストール時に DESTDIR 環境変数を指定すると、"<DESTDIR>/usr/..." のディレクトリ上に、インストールファイルを生成できます。

$ DESTDIR=/path... ninja install
または
$ DESTDIR=/path... make install

(コマンドの前に環境変数の設定を指定した場合、そのコマンド内が実行されている間だけ、環境変数が設定されます)

翻訳ファイルや画像など、アプリが実行時に読み込むファイルがある場合、実行ファイルからの相対パスで読み込まれるので、インストール後のディレクトリ構造さえ維持されていれば、どの場所に置いても、実行することができます。