インストール方法
ソフトウェアをソースコードからビルドして、インストールする場合の方法を説明しています。
※以下は、最新のソフトウェアにおけるインストール方法を解説しているので、古いソフトでは手順が異なる場合があります。
まずは、各ソフトごとの ReadMe のテキストファイルをご覧ください。
※以下は、最新のソフトウェアにおけるインストール方法を解説しているので、古いソフトでは手順が異なる場合があります。
まずは、各ソフトごとの ReadMe のテキストファイルをご覧ください。
ソースコードのダウンロード
>> GitLab projects
ソフトウェアのソースコードは、GitLab で公開しています。
各プロジェクトのページから、ソースコードのアーカイブをダウンロードしてください。
※いくつかのソフトウェアは、GitLab 上で公開していない場合があります。
それらは、このサイト上からダウンロードしてください。
最新の状態のソースコードをダウンロードしたい場合は、「コード (Code)」のボタンから、アーカイブをダウンロードできます。
いくつかの形式でダウンロードできますが、基本的に tar.bz2 を選択してください。
最新のソースコードでは、正式な最終バージョンの後に修正などがあり、ファイルが更新されている場合があります。

「リリース (Releases)」をクリックして、リリースのページを開いてください。
正式な各バージョンごとのアーカイブをダウンロードできます。
ソフトウェアのソースコードは、GitLab で公開しています。
各プロジェクトのページから、ソースコードのアーカイブをダウンロードしてください。
※いくつかのソフトウェアは、GitLab 上で公開していない場合があります。
それらは、このサイト上からダウンロードしてください。
最新版のダウンロード方法

最新の状態のソースコードをダウンロードしたい場合は、「コード (Code)」のボタンから、アーカイブをダウンロードできます。
いくつかの形式でダウンロードできますが、基本的に tar.bz2 を選択してください。
最新のソースコードでは、正式な最終バージョンの後に修正などがあり、ファイルが更新されている場合があります。
バージョンごとのダウンロード方法

「リリース (Releases)」をクリックして、リリースのページを開いてください。
正式な各バージョンごとのアーカイブをダウンロードできます。
mlk ライブラリ
>> https://gitlab.com/azelpg/mlk
最近更新されたソフトウェアでは、新しく作り直して公開した mlk ライブラリを使用しています。
以前は各ソフトウェアに同梱する形で配布していましたが、現在は独立したライブラリとして存在しており、ソフトウェアとは分離されています。
そのため、この新しい mlk ライブラリを使用しているソフトウェアをビルド・実行する場合、mlk ライブラリを別途ダウンロードして、インストールする必要があります。
mlk が必要になるかどうかは、各ソフトの ReadMe を見て判断してください。
一度 mlk をインストールしておけば、ライブラリの新しいバージョンが必要にならない限りは、そのまま他のソフトウェアでも使えます。
最近更新されたソフトウェアでは、新しく作り直して公開した mlk ライブラリを使用しています。
以前は各ソフトウェアに同梱する形で配布していましたが、現在は独立したライブラリとして存在しており、ソフトウェアとは分離されています。
そのため、この新しい mlk ライブラリを使用しているソフトウェアをビルド・実行する場合、mlk ライブラリを別途ダウンロードして、インストールする必要があります。
mlk が必要になるかどうかは、各ソフトの ReadMe を見て判断してください。
一度 mlk をインストールしておけば、ライブラリの新しいバージョンが必要にならない限りは、そのまま他のソフトウェアでも使えます。
必要なパッケージのインストール
mlk をビルドするには、ninja, pkg-config コマンドや、各ライブラリの開発環境が必要になります。
それらのパッケージがインストールされていない場合は、先にインストールしておく必要があります。
詳しくは、mlk の ReadMe をご覧ください。
それらのパッケージがインストールされていない場合は、先にインストールしておく必要があります。
詳しくは、mlk の ReadMe をご覧ください。
コンパイル・インストール
mlk のソースコードをダウンロードしたら、アーカイブを展開します。
展開したら、そのディレクトリに入って、その中でコマンドを実行します。
共有ライブラリ、静的ライブラリ、インクルードファイル、mlk-style (スタイル設定エディタ) がインストールされます。
デフォルトのインストール先は /usr/local です。
mlk-style は、この新しい mlk 用のスタイル設定エディタです。
旧バージョンの mlkstyle とは共存できます。
展開したら、そのディレクトリに入って、その中でコマンドを実行します。
$ tar xf mlk-1.0.0.tar.bz2 $ cd mlk-1.0.0 ## ビルド関連のファイルを生成 $ ./configure または $ sh configure ## ビルド $ cd build $ ninja ## インストール $ sudo ninja install
共有ライブラリ、静的ライブラリ、インクルードファイル、mlk-style (スタイル設定エディタ) がインストールされます。
デフォルトのインストール先は /usr/local です。
mlk-style は、この新しい mlk 用のスタイル設定エディタです。
旧バージョンの mlkstyle とは共存できます。
ソフトのビルドとインストール
ソフトウェアのビルドとインストールを行います。
ダウンロードしたアーカイブを展開し、展開したディレクトリに入ってください。
ダウンロードしたアーカイブを展開し、展開したディレクトリに入ってください。
$ tar xf azpainter-3.0.0.tar.bz2 $ cd azpainter-3.0.0
必要なパッケージのインストール
各ソフトウェアで必要になるライブラリがある場合、先にそのパッケージをインストールしておく必要があります。
各ソフトウェアの ReadMe を確認してください。
各ソフトウェアの ReadMe を確認してください。
必要なファイルの生成
まず、ディレクトリのトップにある configure のスクリプトファイルを実行します。
これにより、実行環境をチェックして、ビルドに必要となるファイルを生成します。
実行されない場合 (configure ファイルに実行属性がない場合) は、$ sh configure で実行してください。
実行後は、自動で環境がチェックされ、pkg-config を使って、必要なライブラリの存在がチェックされます。
問題がなければ、build ディレクトリが作成されて、その中に build.ninja などのファイルが生成されます。
途中でエラーが出た場合は、表示されたエラーメッセージを参考にして、必要なパッケージをインストールしてください。
これにより、実行環境をチェックして、ビルドに必要となるファイルを生成します。
実行されない場合 (configure ファイルに実行属性がない場合) は、$ sh configure で実行してください。
$ ./configure または $ sh configure
実行後は、自動で環境がチェックされ、pkg-config を使って、必要なライブラリの存在がチェックされます。
問題がなければ、build ディレクトリが作成されて、その中に build.ninja などのファイルが生成されます。
途中でエラーが出た場合は、表示されたエラーメッセージを参考にして、必要なパッケージをインストールしてください。
オプション
configure の実行時には、いくつかのオプションを指定できます。--help | ヘルプの表示 |
---|---|
--debug | デバッグ用の実行ファルを作成 |
--prefix=[DIR] | インストール先のディレクトリ。 デフォルトは /usr/local。 --prefix=/usr というように指定する。 |
--mlk-static | インストールされている mlk ライブラリの、静的ライブラリを使う。 |
--mlk-dir=[DIR] | 指定ディレクトリにある mlk (ソースコード) を同時にビルドして、静的リンクする。 mlk をインストールせずに、ソフトをビルドしたい場合に使う。 |
CC=[EXE] | C コンパイラのコマンド名の指定 (default = cc)。 CC=clang というように指定する。 |
CFLAGS=[STR] | C コンパイラのフラグ指定。 空白文字を含む場合は、CFLAGS="..." として、" または ' で囲んでください。 |
ビルド
configure が成功した後は、実際にソースファイルをコンパイルして、実行ファイルを生成します。
ビルドには ninja コマンドを使います。
(古いソフトでは make コマンドを使用します)
生成された build ディレクトリ内に移動して、ninja コマンドを実行してください。
(ビルドファイルを省略すると、'build.ninja' が読み込まれます)
ビルドが始まるので、終了するのを待ちます。
ビルドには ninja コマンドを使います。
(古いソフトでは make コマンドを使用します)
生成された build ディレクトリ内に移動して、ninja コマンドを実行してください。
(ビルドファイルを省略すると、'build.ninja' が読み込まれます)
$ cd build $ ninja
ビルドが始まるので、終了するのを待ちます。
インストール
ビルドが成功して、実行ファイルが生成されたら、ファイルをインストールします。
デフォルトでは、/usr/local 以下にインストールされます。
/usr 下にファイルをコピーするため、管理者権限が必要なので、sudo コマンドを使ってください。
$ sudo ninja install
デフォルトでは、/usr/local 以下にインストールされます。
/usr 下にファイルをコピーするため、管理者権限が必要なので、sudo コマンドを使ってください。
ソフトウェアを起動する
GUI ソフトの場合は、アプリケーションの一覧にアプリが追加されているので、そこから起動してください。
(アイコンなども含め、すぐには反映されない場合があります)
(アイコンなども含め、すぐには反映されない場合があります)
アンインストール
アンインストールしたい場合は、build ディレクトリ内で以下のコマンドを実行すると、インストールされたファイルを削除できます。
もしくは、ReadMe を参考にして、手動でファイルを削除してください。
build ディレクトリ内にある install.sh をどこかに残しておけば、そのファイルだけでアンインストールすることもできます。
以下のコマンドでアンインストールできます。
もしくは、ReadMe を参考にして、手動でファイルを削除してください。
$ sudo ninja uninstall
build ディレクトリ内にある install.sh をどこかに残しておけば、そのファイルだけでアンインストールすることもできます。
以下のコマンドでアンインストールできます。
$ sh install.sh uninstall
バイナリパッケージの作成
バイナリパッケージを作成したい場合は、インストール時に環境変数 DESTDIR で、任意のディレクトリを指定します。
これにより、任意のディレクトリ DESTDIR 上に、インストールファイルを生成することができます。
その場合、configure 時に --prefix=/usr を指定しておくといいでしょう。
この場合、/path/to/usr/... というように、/path/to の下に /usr 以下のファイルが生成されます。
翻訳ファイルや画像ファイルなど、アプリ実行時に外部から読み込むファイルがある場合は、実行ファイルからの相対パスで読み込まれます。
そのため、相対的なディレクトリ構造さえ維持されていれば、どの場所にあっても正しく読み込むことができます。
これにより、任意のディレクトリ DESTDIR 上に、インストールファイルを生成することができます。
その場合、configure 時に --prefix=/usr を指定しておくといいでしょう。
$ ./configure --prefix=/usr $ cd build $ ninja $ env DESTDIR=/path/to ninja install
この場合、/path/to/usr/... というように、/path/to の下に /usr 以下のファイルが生成されます。
翻訳ファイルや画像ファイルなど、アプリ実行時に外部から読み込むファイルがある場合は、実行ファイルからの相対パスで読み込まれます。
そのため、相対的なディレクトリ構造さえ維持されていれば、どの場所にあっても正しく読み込むことができます。